一人暮らし。1LDK。家のプログラムを考えるとき、家族を想定することが多い。
一人で豊かに暮らす家とはどんな形になるのかを考えた。
趣味の車や自転車の手入れができるガレージとつながった大開口の玄関は、内と外をつなぐ。
階段や通路はゆとりを持ち、窮屈な場が一つもない。
リビングダイニングは天井を高く、照明は間接照明のみ。
やや暗い落ち着きのある空間は、施主にとって最も心地の良い状態になる。
ガレージ上はテラスとし、広い外部空間も手に入れた。
目の前がゴミ置き場という敷地に対し、四角い大きな壁を一枚立てることで縁を切っている。
私にとっての理想を実現した。
設計: 内藤 正宏
施工: 株式会社楽家
構造 : 木造2階
敷地面積 : 90.40㎡
延床面積 : 87.10㎡
竣工: 2024年3月
エリア: 東京都